年代別「保険見直し」ベストプラン【20代】

医療保険に入る前に知っておきたい、社会保障の基礎知識

「療養が長引いて働けなくなったら」と不安に感じる人が、よく「所得保障保険」や「就業不能保険」へ加入する。だが、その前に公的な給付について知っておきたい。

病気やけがで長期間休んだ場合、健康保険から最長1年6カ月間、傷病手当金として給与の約3分の2が給付される。また、一定の障害状態にあって障害認定を受けた人には、1年6カ月以後も国民年金から障害年金の給付が行われる。若くして働けなくなる人は確かに増えているが、その多くは心の病だ。民間の就業不能保険などでは精神疾患は不担保（保障の対象外）のものが大半で、心の病についてのリスクヘッジにはならない。

ただし、企業や労組が保険会社と契約している所得保障保険の中には精神疾患も保障されるタイプがあるので、確認してみるといいだろう。