教育資金:超長期定期保険と学資保険を比較して選ぶ
教育資金の積み立ては学資保険が定番だが、低金利の今、支払った保険料が増えて戻ってくるのはソニー生命「学資保険」か、アフラック「夢みるこどもの学資保険」くらいだ。
学資保険よりも効率がいいのが超長期定期保険。中途解約すれば学資保険よりも多くの資金を受け取れる。ただし、加入後15年間など一定期間は解約払戻金が少なくなるので、教育資金にするなら、子どもが2歳までに加入する必要があるなど注意が必要。3歳以上はソニー生命が有利。
生命保険:収入保障保険と変額終身保険のコンビで万全に
生命保険の必要額は家族の人数や年齢によって異なる。通常は子どもが生まれたときに最も高くなり、その後は徐々に減少する。収入保障保険は、被保険者が死亡すると、適用期間終了まで、年金形式で保険金が支払われるタイプ。死亡する時期が後になればなるほど給付回数が減るため、トータル受取総額も減っていく仕組み。つまり必要保障額の減少に合わせやすい生命保険といえる。
収入保障保険は健康状態や喫煙状況によって保険料が異なる。条件別に保険料の安い会社の目安を示したのが下表だが、加入するときは自分で複数の会社で見積もりをとろう。
一方、自分の葬式代や墓代は終身保険で備えておく。現在、終身保険の中でも割安なのは、運用環境によって保険金額が変わる変額終身保険。変額終身保険は過去にトラブルになった例もあるが、それは使い方を誤ったもの。運用目的ではなく生命保険として利用するのなら、死亡保険金は確定しているので問題ない。中途解約する場合は、運用状況によって解約払戻金が変わるので要注意だ。変額終身保険は取扱会社が少なく、おすすめはソニー生命。