さまざまな病気と死亡のリスクに

肝臓は別名「沈黙の臓器」と呼ばれています。多少のダメージでは痛みを感じることはなく、異常があっても自覚症状が乏しいのが特徴だからです。脂肪肝も、軽度であれば無症状。健康診断やほかの病気の検査で血液や画像を調べた際に見つかることが大半です。

脂肪肝の診断は、主に画像検査によって行われます。もっともよく使われるのは腹部超音波検査。痛みもなく簡便に行えるため、健康診断や人間ドックでも広く使われています。肝細胞内の脂肪滴が超音波を反射し、肝臓全体が白く見えます。

さらに詳しく調べたいときは、CTやMRIといった他の画像検査を行うことも。血液検査では「AST/ALT」「γGTP」といった肝機能の値も参考にはなりますが、脂肪肝があっても数値に出ないこともあります。最終的な診断は、肝臓の一部を針で採取して顕微鏡で調べる「肝生検」によりますが、侵襲性が高いので必須ではありません。