<インスタもツイッターも完全削除――Z世代の女性が4年間SNSを断った経験をTikTokで語り、大きな共感を呼んでいる。そこで得たのは、自分の心と時間、そして「現実」に根ざした生き方だった:メリッサ・フルール・アフシャー>
1997年から2012年に生まれたZ世代が、テクノロジー、中でもSNSと一緒に育ったことでどんな影響を受けているのかは、まだほとんど分かっていない。
TikTokやInstagramなどのプラットフォームがこの世代に与える長期的な影響については今も調査が行われている。しかし心の健康状態の悪化とSNS利用との関係を指摘する声もある。
Z世代のある女性は、SNSなしで生活したらどうなるか、自ら試してみようと思い立った。この女性にとって、それはほとんど未知の世界だった。
ミネソタ州ミネアポリスに住むUXデザイナーのクイン・ヴァンさん(26)は、4年間のSNS断ちから学んだ教訓について、本誌にこう語った。
「SNSから離れたことで、自分自身と再びつながる余裕ができた。思考が鮮明になり、新しい趣味ができ、常に他人と比較し続ける悪循環から脱出できた。人間関係の中で自分の存在感が高まり、感情的に強くなり、この世界での自分の行動に関する意識が高まった」
「自分に起きたことをネットでシェアしたのは、反対側からの見方、つまり、自分の意図や思いやり、自己受容、もっとゆっくりでもっと意味のある生き方に根差した見方を伝えたかったから」
ヴァンさんは長い間離れていたTikTokに復帰して間もない5月14日、自身の体験について率直に語る動画を投稿した。この動画は100万回以上再生され、SNSの負の側面について、視聴者の思いや感情をかき立てた。

