「ソファでのんびり」は背中にダメージを与える

これはある意味、予想通りかもしれませんが、運動不足、暴飲暴食などによって、体重コントロールができていない生活は、確実に背中を老けさせていきます。私が診察室で患者さんと向き合うなかで、「この方は生活習慣が乱れているな」と感じる方ほど、背中の老化が進んでいる印象を受けます。

また、長時間のデスクワークなどで前かがみの姿勢が続くと、背骨の奥にある重要な抗重力筋、とくに脊柱起立筋などが活動しなくなります。このような筋肉(抗重力筋)は、重力に逆らって立つことで活性化されるものです。

ソファに深く腰掛ける、スマホを長時間のぞき込むなどの習慣は、背中の筋肉を完全にサボらせます。使われなくなった筋肉は確実に衰え、その代償として腰や膝、足首など他の部位に負担がかかる──結果として痛みや変形の原因になるのです。