※本稿は、高橋暁子『若者はLINEに「。」をつけない 大人のためのSNS講義』(講談社+α新書)の一部を再編集したものです。
30~40代と50代とで許容度に差
円滑なコミュニケーションには、顔文字、絵文字、スタンプが有効なことはわかりました。では、ビジネスでLINEを使う時、上司や先輩にスタンプを送っても問題ないのでしょうか。
ビジネス版LINE「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン(現LINE WORKS)の30〜50代のビジネスパーソンを対象とした、「新入社員から上司への社内チャットにおけるスタンプ利用に関する意識調査」(2020年8月)を見てみましょう。
新入社員から上司への「スタンプ」の使用に関して意見を聞いたところ、「積極的に使ってよい」が23.1%、「使ってよい」が32.1%、「どちらでもない」が26.1%、「使ってよいと思わない」が13.1%、「全く使ってよいと思わない」が5.6%となりました。「使ってよい」派が計55.2%、「使ってよいと思わない」派が計18.7%となりました。
年代別に見ると、30代は59.9%、40代は61.4%が「使ってよい」派でした。一方、50代は「使ってよい」派の割合が下がり、「使ってよいと思わない」派の割合が高くなっていました。LINEやスタンプ等は比較的新しいツールです。若ければ若いほどこのようなコミュニケーションに寛容であり、年配になればなるほど不寛容になる傾向にあります。
「すみませんでした」スタンプは否定派が多い
続いて、ビジネスで発生するさまざまなコミュニケーションシーン別に、新入社員のスタンプ利用に関する調査をしました。
上司が新入社員に対し業務指示を行った後、新入社員から「了解しました!」スタンプが送られてきた場合にどう感じるか聞いたところ、「良いと思う」派は46.3%、「悪いと思う」派は28.9%となりました。
上司が新入社員の相談に乗った後、新入社員から「ありがとうございました!」スタンプが送られてきた場合、「良いと思う」派は50.2%、「悪いと思う」派は27.1%でした。
新入社員のミスを指摘した際に、新入社員から「すみませんでした」のスタンプが送られてきた場合、「悪いと思う」派が48.7%、「良いと思う」派が33.5%と、割合が逆転していました。


