上司の意を汲んで部下が動くことはもはや日常風景

そして、問題は、この「おもてなし」が日本社会全般に蔓延っていることである。一般的な会社でも上司の意を汲んで部下が動くことはもはや日常風景である。

2020年の新型コロナウィルス感染症問題以後は極端に減ったと思うが、社内の飲み会で上司のお酒の杯が空きそうになったら部下がお酌をする、というのは象徴的なシーンだろう。

このように、上司と部下の間でも「おもてなし」が繰り広げられている。会社の中ではさすがに「おもてなし」とは表現されず忖度と言われるが、日本の大企業での出世や昔からある古い業界での成功には、この忖度ができることが必須であると言っても過言ではない。