オートファジーは健康リスクを招くことも
オートファジーとは、細胞が栄養環境が悪化したときなどに自ら一部を分解する働きのこと。オートはギリシャ語で「自分」、ファジーが「食べる」の意であることから日本語では「自食作用」ともいわれている。筋肉のタンパク質や脂肪組織の脂肪を分解して回収するという細胞のリサイクルシステム――つまりオートファジーによって細胞が生まれ変わるというのだから、すごい。
ちなみに体内時計のリズムに合った食べ方や習慣を明らかにする学問を「時間栄養学」といい、柴田氏はその第一人者である。
「細胞の再構成というと聞こえはいいですが、結局“壊す”方向なわけですから、どこかで合成のスイッチを入れなければ壊れ続けてしまいます。絶食時間が長くなりオートファジーが過剰になると、特に高齢者では筋肉が減少するサルコペニアのリスクが高まるなど、健康を害することがわかってきました。ですから絶食時間が長ければいいというわけではありません。
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