いまでは「ステータスシンボル」

現在ではダイソンの製品群は掃除機の枠を超え、一種のステータスシンボルとなった。米ニューヨーク・タイムズ紙は、ダイソンの掃除機が若い世代にとって「ステータスシンボルであり、家庭生活の成功の証、そして世代の必需品」になっていると表現している。

記事によると、ブルックリンで恋人と約51m2のワンルームに住むというソフトウェアエンジニアのドナ・チェンさん(26)は、「もし火事になったとき、ベッド、彼氏、ダイソンのどれかを選ばなければならないとしたら、私は(最新世代のスティック型掃除機)ダイソンV15を選ぶ」と話す。もちろんジョークを交えた誇張表現ではあるが、恋人に匹敵するほど大切な存在というわけだ。

ダイソンのコードレス掃除機は、2010年頃から広く販売されていた。しかし同紙によると、若い世代が300ドルから1000ドル(約4万3000円から14万4000円)を支払う価値があると考えるようになったのは、つい最近のことだという。現在では相当に惚れ込んでいるユーザーもいるようだ。フィラデルフィアの大学院生アンドリュー・グエンさん(26)は、自身のダイソンを「ほとんど奇妙なほどセクシー」とまで表現している。