仕事でも家庭でも負担を抱える中高年

そもそも今の中高年は、高齢化社会と少子化社会のどちらも支えなければならない、社会的なひずみを受ける年代です。たとえば、少子化で会社に入る若者が少ないため、慢性的な人手不足が起きる。すると、中高年はマネジメントをしながら、第一線でも働かなければならず、プレイングマネージャーとしてやっていくしかありません。仕事の負担がものすごく増えます。

プライベートでも、子どもが思春期になったりして親子関係が変化してストレスが増えることがありますし、親の介護の問題も出てきます。さらに、自分自身ががんなどの病気になる可能性も高くなります。

そんなふうに仕事でもプライベートでも責任を負う中高年は、この時期になると、さらに周囲の環境の変化から大きな負担がのしかかります。仕事面では自分が異動したり、部下が変わったりしますし、プライベートでは子どもの進級や進学などもあるでしょう。もともとストレスが多い状況に加えて、環境の変化でさらに負担が増えて、五月病になってしまうのです。