14業種の5つ星評価

●医薬品・化粧品
――抜群の「安定性」で総合評価トップ!
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医薬品・化粧品

過去6期で最終赤字を1度でも計上したのは28社中1社のみと、安定経営の企業が多数を占める。自己資本比率と売上高営業利益率の両方が高い会社も多く、「安定性」「稼ぐ力」もトップ評価となった。従業員給与が上昇で推移している企業も多く「給与上昇期待度」も高い。大型M&Aを手がけてきた各社の課題は買収効果の早期実現。医薬品は輸入超過になっており、その縮小・解消も今後の課題。

●電機
――ワースト1位! 純損失累計額は1兆円
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電機

製造からの撤退や事業中止が目立っているように、選択と集中どころか縮小均衡が加速。増加傾向を示していたグループ社員の減員も必至であり、これからがリストラ本番か。「鉄鋼・非鉄金属」や「自動車・二輪」などに比べると、小幅で推移してきた平均給与の減額幅の拡大も懸念される。調査対象9社の06年度以降の純損失合計額は約10兆円と、最大の弱点である「稼ぐ力」の回復が急務。

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自動車・二輪車
●自動車・二輪車
――苦境を乗り越え反転攻勢へ!

13年3月期、トヨタが前年度比で130万台を超える世界販売台数を見込んだように、各社は反転攻勢を鮮明化。ただし、世界大手との覇権争いは必至な状況だけに、「稼ぐ力」が低く出ているのが気がかり。各社の将来はここ1、2年にかかっているといってもいい。

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精密機器・医療機器・工作機械
●精密機器・医療機器・工作機械
――世界経済停滞でも「安定感」高し

過去6期の決算で1期でも営業CFが赤字に陥った会社は26社中2社。安定経営を維持してきた業界だ。リーマンショック以前を上回り、過去最高の売上高を計上した企業も出現。自己資本比率が高い企業も多いだけに、世界経済が多少停滞しても克服が期待できる。