「誤算ですよ。まさかこんなにかかるとは……」――肩をがっくり落としたまま、仲本茂樹氏(仮名、51歳)は悔しがる。妻(46歳)と女・男の2人姉弟の4人家族。首都圏郊外で購入した一軒家から都内中堅メーカーに通う。長女は4年前、みずから「中学受験がしたい」と塾通いを始めた。

仲本氏は晩飯を水か“もずく”で我慢してバックアップ。私立校の授業料を考えると、年収570万円弱の仲本氏も気が気ではなかったが、「めでたく失敗、公立へ行ってくれた(苦笑)」。その後も月2万円の個人塾に3年通った末、今春に第一志望の県立高校へと進学した。