労基署は「病気」として認めなかったが…

その妻の姿に胸を打たれた。毎日身を粉にして働いて、寝るためだけに家に帰る日々。休日も働き、無論週末に家族で出かけることもない。その末に突然死。残された家族の悲しみは計り知れないものがある。

「そういうことでしたら、意見書を書き、労働基準監督署に掛け合って、労災と認められるようにできる限りのことはしますので」と私は答えた。そして、会社から勤務表を取り寄せ、過労状態にあったことを立証した。