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たばこ購入代

「日本で一番売れているマイルドセブン(現・メビウス)がいま1箱410円。これを1日1箱吸うとして、1年間で14万9650円。タバコの値段が上がらないと仮定しても、30年では448万9500円です」

それに2カ月に1度100円ライター(実際には消費税込みで105円)を購入したとして、ライター代が1年で636円、30年で1万9080円。そして喫煙者が余分にかかる平均的な医療費(月額)241円は、1年で2892円、30年で8万6760円。

2022年には1箱1000円になるという。この値上がり分も含めて合計すると、30年間で986万円が煙となって消えることに。

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年間削減額

「もしこの金額を複利で運用していれば、30年ものの国債の金利が1.9%(2011年10月現在)ですから、1315万円になったでしょう」(作田氏)

最も効果的な禁煙方法は何か、聞いてみた。

「禁煙外来に通うことです。費用は1日200円×3カ月でやめられますよ(※)

(※健康保険が適用された場合。適用されるかどうかは、ニコチン依存症を診断する問診票などで判断される。)

家事・節約アドバイザー 矢野きくの
時間とお金の効率的な使い方を専門に、テレビ、雑誌、講演などで活躍中。近著に『シンプルライフの節約リスト』がある。
(構成=長山清子)
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