ビールケースを担ぐ

北大阪支店のビール営業として枚方市を担当することになった津田さんは、得意先として、ある大手酒販店を任されることになった。枚方市にはライバル会社の女性ビール営業が2名おり、自信はなくとも人一倍負けん気の強い津田さんは、絶対に負けたくないと思った。

しかし、世の風は冷たかった。

「女性だからって使えないことはない」ということを証明していった
撮影=遠藤素子
「女性だからって使えないことはない」ということを証明していった

当時のサントリーのレギュラー・ビールはモルツ。日本ではまだ珍しかった麦芽100%ビールのモルツは、行く先々で苦戦を強いられた。