中居が手本にした「テレビ界の大物」

中居正広がMCとしての地位を確立していくプロセスも、SMAPというグループの歴史とともにあった。

1988年結成のSMAPは、苦労を重ねたアイドルグループである。テレビの長寿音楽番組が続々終了した時期とメジャーデビューの時期が重なり、歌手としてアピールする場の不足に苦しんだ。その結果、SMAPはバラエティ番組に積極的に出るようになる。

まだアイドルが本格的バラエティに挑戦する前例がほとんどなかった時代だった。だがその道を切り拓いたSMAPは、1996年スタートの冠番組『SMAP×SMAP』がプライムタイムで高視聴率をあげるなど歌も踊りも笑いもできる新たなアイドル像を作り上げ、名実ともに国民的アイドルになった。