▼村井瑞枝さんからのアドバイス
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目的を持って学び、ブレークスルーへつなげる

本気になれないときは無理して勉強しなくてもいいと思います。漠然とした不安から勉強を始める人もいますが、強い目的意識がないと効率が上がらず、時間やお金をかけたわりに成果が上がりません。成果を実感できなければ飽きや諦めにつながるので、結局、リソースを無駄にすることになります。

勉強は、必要に迫られてからでも十分に間に合います。むしろ怖いのは、普段から慢性的にだらだらやっていたために、必要に迫られたときにスイッチが入らないことでしょう。勉強はメリハリが大切。必要性がないのに流されてやるくらいなら、やらないほうがマシです。

そのかわり、やり始めたら必死でやることが大切です。本気で勉強すれば、たいていのものは3カ月で最低限のレベルまで到達できます。集中して最低限のレベルに達したら、次はもう実戦の場所に自分を持っていくことです。語学なら現地に旅行してもいいし、ツイッターで外国人とやりとりしてもいい。必要に迫られて始めた勉強であれば、実戦の機会はいくらでもあると思います。こうして強制的に次のステージに移れば、やる気が出ないなどといってはいられません。

村井瑞枝●レストランプロデューサー
辻調理師専門学校にて調理師免許を取得後、米ブラウン大学、伊ボローニャ大学にてアートを学ぶ。帰国後、JPモルガン、ボストン コンサルティング グループを経て現職。訳書に『ウォールストリート・ジャーナル式 図解表現のルール』がある。