※本稿は、井上裕之『結果を出し続ける人が行動する前に考えていること 無理が勝手に無理でなくなる仕組みの作り方』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
プロフィールを褒められるのは「予想通り」
先般、ある懇親会の場で、実業界で大きな功績を上げているシリアルアントレプレナー(連続起業家/生涯にわたって、新規事業を立ち上げる起業家)にごあいさつをさせていただきました。
僭越ながら拙著をお渡しすると快く受け取っていただき、そして私のプロフィールに目を留め、「立派なご経歴ですね」と好意を示してくださいました。
評価をいただけたことを光栄に思いつつ、一方で、「予想通り」の反応でもありました。
なぜなら私は、相手に評価をいただけるよう、「他者に説得力のあるプロフィールを計画的に作ってきた」からです。
単なる自己紹介ではなく、人生の設計図
私は、
「相手が同業者であれば、こういう内容が書いてあると評価が高いのではないか」
「相手が実業家であれば、こういう肩書を評価してくれるのではないか」
「こういうポストや役職を載せられたら、社会的に認められるのではないか」
と想定し、「プロフィールに書く内容を増やすための行動」をしています。もちろん、相手に評価されることだけを目的にしているのではなく、「自分はこうありたい」が大前提ですが。
私にとってプロフィールは、単なる自己紹介ではありません。プロフィールには、「自分の実績や経験を振り返ってまとめる」という自己回顧の側面だけでなく、「これから自分はどうなりたいのか」という未来を描く「人生の設計図」でもあるのです。
「プロフィールに書く内容が増える」=「理想の自分に近づいている」ことをあらわしています。