「エンターテインメントの言い方」とは

例えば、「何言うてんねん!」というツッコミ。

専門的に言うと、「少し怒っている感」を表現しているほうがおもしろさは出ます。

しかし、そんな言い方だと「怒っている」と勘違いさせてしまう可能性があります。

そこで「エンタメ(エンターテインメント)の言い方」です。

「エンタメの言い方」とは、「笑顔で明るくゆっくり」を心がけた言い方になります。

鏡で笑顔と歯をチェックしている女性
写真=iStock.com/lielos
※写真はイメージです

勘違いさせてしまうような言葉の場合は、こうした言い方で「怒っていない」と安心させるのです。

第1回の記事でもお伝えしましたが、コミュニケーションは相手に「安心感」を与えることが大切です。

「飲みのお誘い」で練習してみよう

さて、言い方の重要性は説明しましたが、「はたしてそれができるのか?」と考える人もいると思います。

結論としては大方できるでしょ。(軽っ)

だって、言い方に「気持ちを乗せた」経験は、誰にでもあるはずですから。

例えば、落ち込んでいる子供に話しかけるときは「どうしたの?」と優しく安心させるように、言い方を変化させませんか? 冷たい感じでサラッと「どうしたの?」と言う方はいないはずです。(人の心があれば)

その要領で「言い方」に気持ちを表現するんです。そうすれば聞いている側の印象は大きく変わるでしょう。そこまで変わるかと信用できない方は、こんなふうに誘われたらどうでしょうか?

「飲みに行きませんか?」(暗い感じで)
「飲みに行きませんか!」(明るい感じで)