「万国共通の話題」下ネタを常に3つは仕込んで参加

仕事の飲み会であっても、私は「下ネタ」を言います。

もちろん、仕事の関係者との飲み会や接待の席での「下ネタ」はリスクが高すぎるからやめたほうがいい、という意見もあります。言う相手を間違えたり、度を超えたりすれば、「セクハラ」と言われてしまうリスクもあります。

それでもなお、下ネタを会話の中に織り交ぜることは、相手との距離を近づけるスパイスになると私は信じています。だから、常に3つくらいは、下ネタを仕込んで飲み会に参加します。

スケベ心まる出しのえげつない下ネタや、場をわきまえない下品すぎる下ネタは、当然いただけません。カレーを食べているのに、排せつ物の話をされたら、誰だって気分を害します。

しかし、誰も傷つけないような笑える下ネタであれば、場の空気をリフレッシュさせる清涼剤のような役割を果たしてくれます。料理のコースにたとえれば、魚料理と肉料理の間に出てくる「お口直し」のような存在です。

下ネタは万国共通の話題なので、沈滞している場を明るくなごませる効果がありますし、また、親しみやすさを感じさせ、さらに一歩踏み込んだ人間関係を構築させる力も持っています。

ただし、下ネタが効果を発揮するのは、「80%の仕事の中身」がしっかりしていて、飲み会の「台本」通りに役割を果たせているのが前提です。下ネタはあくまでもお口直しであって、メインディッシュではありません。

下ネタでいくら笑いをとっても、それだけでは本末転倒です。

下ネタは「失敗談」が無難

では、具体的にどんな下ネタが好ましいのでしょうか。

いちばん無難なのは、自分の失敗談です。

「このお店の並びにエッチなお店があるんですが気づきましたか? あそこに間違って入ったらダメですよ。15年も前に私も入ったことがあるんですけど、××なことがあって大変な目に遭ったので」

自分の失敗談であれば、相手を傷つけることなく、笑い飛ばすことができます。

ただし、女性がいる席では、よほどの人間関係がない限り、先のような「エッチ系」のネタは避けたほうが無難です。

女性に下ネタを飛ばすなら、断然、次のような「トイレ系」です。

頭を抱えるビジネスマン
写真=iStock.com/paylessimages
※写真はイメージです

「好きな人とレストランでデートをしたとき、彼女が頬を赤らめていたので今夜はイケると思っていたんですが、実は、トイレに行ってからずっと僕のズボンのチャックが開いていただけだったんです」

もちろん、下ネタを飛ばすタイミングや相手には気をつける必要はありますが、下ネタを笑いに変える話術は人間的な魅力にもつながるはずです。ぜひチャレンジしてみてください。