日本ハムは新庄監督の判断次第?

スポーツ紙遊軍記者が、「もしかすると日本ハムが獲得に動くかもしれない」と予測する。日本ハムの先発陣は伊藤大海、加藤貴之、山崎福也、金村尚真、北山亘基、福島蓮と充実している。今年は2年連続最下位から2位に躍進し、田中を必要としない陣容に見えるが……。

「日本ハムは年齢問わず、他球団で思うように力を発揮できない選手を再生させる能力に長けています。新庄剛志監督が球団フロントと意見交換して、復活させられると判断したら獲得を検討しても不思議ではない。田中は兵庫県出身ですが、駒大苫小牧高で2年夏に全国制覇を飾るなど、投手としての才能を北海道で開花させた。田中にとって北海道は『第2の故郷』です。ファンも温かく迎えるでしょう。シーズンを通じて先発で稼働するのは厳しいですが、ローテーションの谷間で4、5勝を挙げてくれれば十分でしょう」

36歳という年齢、現在のパフォーマンスを考えると復活への道は険しいが、もう一花咲かせられるか。愛着の強い楽天を離れる田中の新たな挑戦を見守りたい。

(今川秀悟)

当記事は「AERA dot.」からの転載記事です。AERA dot.は『AERA』『週刊朝日』に掲載された話題を、分かりやすくまとめた記事をメインコンテンツにしています。元記事はこちら
【関連記事】
なぜ佐々木朗希は今メジャーに挑戦するのか…長年の取材で見えた彼の野球人生に決定的に欠けていること
「一流監督」小久保裕紀はやっぱり「一流の選手」だった…ベテラン打撃投手が見た「すごい打者」の共通点
大谷翔平でも八村塁でも大坂なおみでもない…アメリカでもっとも知名度が高い日本人アスリートの名前
「運動嫌いの子供」が増えるだけ…オリンピック選手を"体育教師"として学校に送り込む文科省の大失策
スポーツドリンクを飲むより効果的…「風呂上がりの水分+栄養補給」にピッタリな飲み物の名前