「結果に向けた行為」に一点集中する

では、どう考えるとよいのでしょうか?

「結果そのもの」ではなく、「結果に向けた行為」に目を向けてみてください。「契約を取るぞ」ではなく、たとえば「今日は10軒回ろう」「100件電話するぞ」のように、自分でコントロールできる課題に集中するのです。

「契約を取る」のとは違って、課題を達成するかどうかは基本、自分で決められます。行為に集中している限り、結果を気にして心が乱れることもありません。

片田智也『弱メンタルでも職場でうまいことやる方法を教えてください!』(明日香出版社)
片田智也『弱メンタルでも職場でうまいことやる方法を教えてください!』(明日香出版社)

もちろん、それで契約が取れるかどうかはまた別の話です。

でも、落ち着いて集中できる分、うまくいく確率は上がるでしょう。

とはいえ、会社や上司が結果を求めてくるのは仕方ありません。

だからこそ、まわりに流されず「結果に向けた行為」に一点集中して欲しいのです。

「結果」から適切な距離を保ち、あなた自身の課題に打ち込んでください。

そうすれば、追いかけなくても、結果は向こうから近づいてくるでしょう。

「結果に向けた行為」に集中すれば、「結果」から適切な距離が取れる
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