断言しないと不信感を与える

「思います」は自信がなく聞こえる

「思います」は、個人的な意見を述べる時に使う言葉です。

でもあまり使い過ぎると、自信なさげに映ったり、時には不信感を与えてしまう場合もあります。自分の考えに確信が持てない時、ダイレクトに伝えるのが恥ずかしい時などについ使いがちです。

確かに内容によっては裏づけも必要ですが、そのひと手間をかけ、断言することでより信頼を寄せていただけます。

お客様の服を褒める時

「素敵だと思います」→「素敵です」

お客様に商品を勧める時

「こちらはコストパフォーマンスが高いと思います」→「こちらはコストパフォーマンスが高いです」

(比較のために、目の前で計算してさしあげるとなおGOOD)

ビジネスマングループ会議
写真=iStock.com/MTStock Studio
※写真はイメージです

確約できないときの答え方

お客様から質問をされた時

お客様「○○は予約しなくても大丈夫ですか?」
担当者「大丈夫だと思います」

お客様「○○は予約しなくても大丈夫ですか?」
担当者「確約はできないので、予約していただくのが確実です」
どちらかを選んでもらう言い方

ざっくり訊かれると、答えに困るお客様もいらっしゃいます。どちらか一方を選ぶ訊き方は答えやすく、的も絞りやすいので会話の入口には便利です。

マッサージ店でマッサージの強さを質問する

「今の強さで大丈夫ですか?」→「今より強いほうがいいですか? 弱いほうがいいですか」

贈り物を選ぶシーン

「その方はいつもどのようなファッションですか」→「その方のファッションはカジュアルが多いですか? 落ち着いた感じが多いですか?」

ただ、お客様によっては自由に話したい方もいるので、会話の流れで自由に希望を言っていただいたほうがよいと感じたら、無理に絞り込む質問をする必要はありません。