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日本は統計学後進国?

2009年に米グーグル・チーフエコノミストのハル・ヴァリアン氏が「今後10年で魅力的な職業は統計分析になるだろう」と語ったことで、脚光を浴びた「データサイエンティスト」。そのニーズは高まっている。データサイエンティストとは、数理科学・数理工学を修得したうえで、並列計算プログラミングを含めた高い計算能力と現場におけるデータ収集などビジネススキルも併せ持った人材を指す。

統計数理研究所所長の樋口知之氏は、データサイエンティストを「マルチタレント」と喩える。その活躍の場は、IT業界だけではない。「農業や漁業等の第一次産業もデータサイエンティストの分析・予測技術を活用すれば、付加価値の高い物品をうみだすことが可能だ」(樋口氏)。

(ライヴ・アート=図版作成)
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