すぐにビジネスにつながる「数字センス」を磨く練習問題を、ミリオンセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者が伝授。足し算、引き算、掛け算、割り算という、算数の知識があれば十分解けます。

Q.この会社との取引を考えている。健全な会社かどうか。

【正解へのヒント】
・まずは、「会社概要」から入念にチェックしてみよう
・「販管費明細書」の中にカギとなる情報がいくつか隠されている

上級編では実際の決算書を基に、会社の状況を読み解く練習をしていく。

図を拡大
会社概要および決算データ

あなたは、東京・渋谷にあるD社と大きな取引をしようと考えている。当然、その会社の経営が健全なのかどうかを事前に把握しなければならない。それを怠ると、売掛金の回収ができなくなったりする恐れがあるからだ。

では、D社の会社概要と決算データを見てみよう。企業の健全性というと、恐らく多くの方は、業績の健全性を真っ先に頭に思い浮かべ、着実に売り上げが伸びているのかどうか、利益は維持できているのかどうかということを見ようとするだろう。そのためには、複数年度の決算書類を比較して、読み込んでいく必要があるが、ここでは単年度の決算書類しかあげていない。

が、実は、単年度の数字を見るだけでも、この会社が取引相手としてすでに信用できないという事実が、いくつかの数字から読み取れるのだ。