次のアカデミー賞の受賞作は?──そんな将来の「予測」を取引する“市場”が存在する。
市場のメカニズム(金融技術)を利用し、社会や組織にいる人々の将来に関する意見を数字として集約した「雰囲気を計測するための市場」を予測市場という。たとえば「次の日銀総裁は?」という問いであれば、あなたが予測する銘柄──ここでは人物名──を“取引”する。銘柄はリアルタイムで公開されており、値動きするさまはまさに“市場”である。
アイルランドの予測市場「イントレード」は米オバマ大統領再選もいち早く予想して話題に。
予測市場の興味深い点は、その分野に知見のある人間が取引することで、予測が正しい方向に進むことだ。最初に予測市場を設計したのは、ジョージ・メイソン大教授のロビン・ハンソン氏で、1991年にある企業で社内市場を設けたことが始まり。米国内には予測市場システムを提供する企業があり、すでにいくつか商用化されている。
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