なんだかんだ言っても、選挙は盛り上がる。これだけ政治不信が蔓延し、内外の課題が山積していても、「私にやらせて」という人は驚くほど大勢いて、感心してしまうほどだ。はれて議員になった方々には、当選するために使ったその爆発的なエネルギーをぜひ政策に傾注してほしい。
さて、本書のテーマはウェブと政治の関係である。ソーシャルメディアや動画配信等、急激に双方向性、ライブ性を強めてきた近年のインターネット環境が政治にどのような可能性を広げるのか? ネットではあれもできる、これもできると前のめりになるのではなく、取材事実に基づいたクールな分析が貫かれていて心地よい1冊だ。
たとえば政治家のツイッター。自分の政治信条や活動をダイレクトに伝える目的はわかるが、それだけでもないらしい。特定のトピックに関する有権者の意向を捉えるマーケティング調査にも活用できる。ユーザーから寄せられた陳情や意見に真摯に回答する議員も増えているという。支援者だけに囲まれているのと違い、何でもありの環境は相当なプレッシャーだろう。
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