プロのスタイリストに服を任せると、人生観がガラリと変わる
服装は、TPOに合っているかどうかが大事です。
TPOとは、特定の時間、場所、状況に応じた服装をすることを指します。
結婚式や葬式では、フォーマルな服装が求められるし、就活ではリクルートスーツに黒髪がベストでしょう。
身だしなみが整っていて清潔感のある人は、誠実で真面目な印象を与えますし、服装が乱れている人は、だらしない、無責任といった印象を与えます。
TPOに合わない特異な服装をしている人は、個性を主張できるかわりに、安定志向の人には嫌われやすいというリスクを背負います。
私は45歳で初めて、テレビで大活躍しているプロのスタイリストに服を揃えてもらったことがあります。
選んでもらったものを見たときに、「えー、これ着るのか、気恥ずかしいな」と内心思いました。しかし着てみると、それまで持っていた自分の服を着て出かけることができなくなりました。それほどに、プロのセレクトはすばらしかったです。思い切ってプロにおまかせしてみると、人生観がガラリと変わりますよ。
もともと持って生まれた容姿は変えられませんが、その人の人生観などの内面は、外見に表れます。
「紺のスーツに白ワイシャツ、紺色のネクタイ」は誠実で自己主張を抑えた印象を与えます。逆に公式な会見でもTシャツで登場するような人は、実力や存在感のアピールをしている印象を与えます。
人生観は表情にも表れます。
厳しい人生観を持っている人は、険しい表情をしています。笑顔でも眉間にくっきりとしたシワが刻まれていたら、何かに怒っていたり悩んでいる時間が多いだろうし、神経質な人だろうと想像できます。近寄りがたい雰囲気が出てしまいます。
結局、見た目で印象は大きく決まります。
気軽に雑談をできる関係になるには、安心で安全な人だという印象を与える必要があります。
そのために、できることをチェックして、取り組んでいきましょう。
所ジョージが、ビートたけしによく言っていた言葉
できない人は充実した話をしようとする。
起業家の相談を受けていると、書くことも苦手だとおっしゃる方が多いです。
・ブログやSNSで何を書いたらいいかわからない
・ネタが無くて困る
・書いたものを、いざ発信しようと思うと躊躇する
これはライターズブロックと呼ばれます。他人の評価を意識しすぎです。
「友人、知人、先輩、指導してくれている先生など、全方位を唸らせるような内容のことを書かなければ!」
と気負っているのです。
これは雑談が苦手な理由と共通しています。相手の反応を過剰に気にしすぎた結果、「しっかり内容のある話をしなければいけない」となり、そうして「雑談で何を話したらいいのかわからない」となります。
「雑談」を辞書で調べると「とりとめのない談話」、「テーマを定めないで気楽に会話すること」とあります。内容のない話をすることが雑談です。
雑談では、相手を唸らせるような内容は必要ありません。スカスカな内容の話でいいのです。
所ジョージさんが、ビートたけしさんや明石家さんまさんに、よく言っていたセリフがあります。
「くっだらねえな」
くだらないという言葉は、お笑い芸人という職業は、「立派だな」「尊敬するよ」よりも、最高のほめ言葉です。くだらないといわれる人たちが、日本の芸能界を30年以上牽引しています。