色鮮やかに飾られる真田家の居城

第7位には丸岡城(福井県坂井市)を挙げたい。天正4年(1576)に柴田勝家の甥の勝豊が築いたとされるこの城には、天守が現存し、重要文化財に指定されている。外観が古式であるため、一時は日本最古の天守と考えられていたが、その後、寛永年間(1624~44)に建てられたものだとわかった。とはいえ、小さな二重天守は古武士のような佇まいで味わい深く、屋根には珍しい石瓦が葺かれている。

丸岡城
丸岡城(写真=baku13/CC-BY-SA-2.1-JP/Wikimedia Commons

城山の麓の堀跡にもうけられた霞ヶ城公園から山上の天守を眺めると、紅葉に囲まれて美しさが格別だ。もちろん、本丸にも多くのモミジがあり、古式の天守とモミジの組み合わせを間近から眺めるのも趣深い。

第6位には上田城(長野県上田市)を選んだ。天正11年(1583)に真田昌之が築いた城で、その2年後、徳川家康の軍勢を寄せつけず、慶長5年(1600)には徳川秀忠が率いる軍勢に足止めを食らわせ、関ヶ原合戦に遅参させたことでも知られる。