国内には現在57店舗

現在、日本国内にはルイ・ヴィトンの店舗は57店舗あり(エスパス ルイ・ヴィトン2店舗を除く)、このうち百貨店などへのテナント出店ではない直営店は15店舗ある。

東京には16店舗、大阪には9店舗、名古屋には5店舗と三大都市圏を中心に店舗展開している。その他、複数店舗がある都市は、福岡に3店舗、札幌、横浜、京都に各2店舗ある。

京都タワーの見える、駅周辺
写真=iStock.com/Sean Pavone
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なお、仙台、新潟、宇都宮、さいたま、千葉、成田、静岡、金沢、奈良、和歌山、神戸、岡山、広島、高松、松山、北九州、鹿児島、那覇には各1店舗ある。

ちなみに、20ある政令指定都市のうち、ルイ・ヴィトンの店舗がないのは、川崎市、相模原市、浜松市、堺市、熊本市の5都市になる。

LVMHの一部門であるルイ・ヴィトン

ルイ・ヴィトンは世界最大の高級ブランド複合企業のLVMHの一ブランド部門だ。LVMHは、「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」、「セリーヌ」に「ティファニー」「ブルガリ」「ウブロ」「リモワ」そして「ドン・ペリニヨン」に「ヘネシー」など現在75もの高級ブランドを有する。各ブランドは、①ファッション&レザーグッズ、②ワイン&スピリッツ、③香水&化粧品、④時計&ジュエリーなど6つの部門にバランスよく配置されている。地域別売上高も、本拠地のフランスを含む欧州、米国、日本、アジアとバランスが取れている。

世界一、二を争う富豪でもあるベルナール・アルノー会長兼CEOが率いるLVMHは、事業と地域の分散とクロスセリングに強みがあり、個々の高級ブランドの独立色が強く、消費者が同じ会社系列と意識することがないのも特徴だ。