大人世代のFacebook離れを防ぐことが急務

「若者のFacebook離れ」を感じていたメタ社は、その時々で若者に人気のあるSNS、つまりInstagramやWhatsAppの買収によって若者とのつながりを保ってきた。

WhatsApp、Instagram、Facebookなど、SNSアプリのアイコンが表示されたスマホの画面
写真=iStock.com/stockcam
※写真はイメージです

2021年に社名もFacebookからメタと変えた同社だが、Facebookを居心地の良い場にする努力も薄れてきてはいないか。

筆者の周囲では、著名人なりすまし投資詐欺、コンプレックス広告や情報ビジネスのような不快な広告が増えたことへの不満が多く見られる。投稿がなぜか勝手に削除されたり、頻繁に使いづらいインターフェイスにアップデートされたりするのも評判が良くない。

Facebookでしか連絡ができない人がいるからこそ使い続けているが、代替となるSNSが出てきたら分からない。事実、一部の人はInstagramなど、別のSNSに移ってしまっている。

今後、大人世代まで完全にほかのSNSへ移ってしまった場合、同社はどんな手を打つのか。一利用者として、それが遅すぎないことを願っている。

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