世界に12軒しかないペニンシュラホテル
私は21歳から25年以上かけて、国内外のホテルを利用しています。
ここでは、日本国内の独立系ホテルを中心に「一生に一度は泊まるべきホテル・旅館」と題して、5つの宿泊施設を厳選してご紹介させていただきます。なお、「独立系」の定義ですが、「日本国内、外資系に限らず国内に2施設以上同じブランドで展開していないもの」で、「開業から10年以上経過した施設」というくくりにしています。
おすすめする理由は、単に食事やサービスなどの評価ではなく、実際に取材や体験を通じた独自の目線からご紹介させていただきます。
【ブランド哲学部門】ザ・ペニンシュラ東京
住所:東京都千代田区有楽町1-8-1
ペニンシュラは何よりも伝統を重んじています。だからこそ世界の主要都市にまだ12軒しか建ててないのです。
ペニンシュラを外資系のチェーンホテルのようにとらえる方もいますが、私の中では限りなく独立系ホテルに近い存在です。
ことし採用の新卒基本給は初の30万円台
①そうそうプロパティを増やさない(オーナーの目の行き届く範囲内でビジネスを行うために1都市1軒、2024年4月現在12都市)
②最高の立地に建てる(東京のペニンシュラは20年以上探して三菱地所と契約に至った背景があります)
③可能な限り所有を目指す(経営や運営を自社で行うことで、伝統を継承しブランド力を高めることができます)
④ホテルが建つ土地の文化を取り入れる(外観や内観、プロダクトやプログラムにも反映)
という特徴があります。このように確固たる哲学があるのです。
そして、1928年に開業した香港の旗艦ホテル、ザ・ペニンシュラ香港から続く歴史と伝統を継承し、「家族のような温かみを感じるおもてなし=ペニンシュラ・ホスピタリティ」と呼ばれるサービスも、是非一度は経験してみてくださいね。
ザ・ペニンシュラホテルズは、「ペニンシュラ・ホスピタリティ」を体現し続けるため、スタッフの幸せと働きがいを第一に考えた環境づくりとより良い人材の確保に注力しています。
その取り組みの一環として、2024年1月から全体的なベースアップを実施し、4月には新卒基本給を月額30万2100円(時間外手当、通勤手当別途)に引き上げました。新卒基本給の30万円台への引き上げは、ホテル業界初のチャレンジです。