ネガティブな感情は0感情から

感情群はポジティブな感情とネガティブな感情に分けることができます。

そして、ネガティブな感情群はいくつかの層になっているんです。

第二感情という意識の一番表層にある部分に、怒り・憎しみ・嫌悪・嫉妬・攻撃心といったちょっとトゲトゲした感情たちがあります。

トゲトゲした感情とは他人に対しての攻撃性を含んでいるものです。

その第二感情の奥、第一感情に悲しみ・寂しさ・不安・恐怖といった、震えるような感情たちがあります。

第一感情という名前の通り、一番目に湧き出す感情。

第二感情は、第一感情が原因となって次に湧き出す感情です。

つまり、すごくシンプルにいうと、人は悲しいから怒るんです。

寂しいから憎むのです。そのうえで、私はもっともっと掘り進めていくと、第一感情の奥にさらにもう一つ層があること、つまり0感情があることが分かりました。つまり人は悲しいから怒る、というのはまだ理解が浅く、正しくは「人は第0感情が叶っていないから、悲しくて怒る」のです。

ネガティブな感情は第0感情が拗ねて現れた姿。

だから、積極的に迎えにいき、吐き出してあげてください。

そして、どんな感情も悪者扱いしないことこそが、自分をまるごと承認してあげることになります。

ピンク色のハートを持つ黄色いセーターの女性
写真=iStock.com/Craft24
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「不安だ!」と声に出す

では、ネガティブな感情を吐き出すとは一体どういうことなのか。

これは、ネガティブ感情が自分の中に出てきたら「積極的に感じていく」ということです。

不安を感じたら「不安だ!」と声に出していきましょう。

この時、どんなことが不安なのかを具体的に言語化してあげるとよりグッド。

「彼から連絡が来ないのが不安でしょうがない。嫌われちゃったかな、変なこと言ったかなとか、あれこれ考えすぎちゃう。なんにも起きていないのに、勝手に余計なことばかりを考えてしまうよ〜!」とかね。

でも、ネガティブを感じすぎたらネガティブに呑み込まれて余計に辛くなっちゃうんじゃない?

こんな心配を感じるかもしれませんが、実はネガティブな感情は積極的に感じてあげることで小さくなっていくことがわかっています。