アメリカの離婚とまったく違う

離婚したい夫と離婚したくない妻の泥沼バトル。高嶋政伸と美元のような事例は世の中に実はゴロゴロしています。一体なぜ当事者の片方が事実上の破綻を背景に離婚したいと強く主張しているのに、離婚が成立しないのでしょうか。

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離婚決意で始まる情報戦争

その原因は、民法770条にあります。そこには離婚できる原因として「配偶者に不貞な行為があったとき」「配偶者から悪意で遺棄されたとき」「配偶者の生死が3年以上明らかでないとき」「配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき」「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」という5つの項目が記してあります。