大和型戦艦建造計画を担当した技術将校

【保阪】建艦のことについては、福田啓二がしゃべっていますね。福田啓二は艦政本部で、大和型戦艦建造の基本計画主任となった人です。

昭和一二年から各国海軍の無制限製艦競争が始まる形勢にあったが、我が国は到底量を以ってしてはアメリカに追随出来ないので個艦性能の著しく優れた超大型艦を造ってアメリカをノックアウトしてやろうと云うのが狙いであった。それで主砲は断然一八インチ砲を採用した。我が建艦の途中でアメリカが気付いて真似をしても五ヶ年位は我方が優位を保ち、且つアメリカはパナマ運河の制約を受け、一八吋砲多数を搭載する大艦を造ることが出来ないと云う点で我に分があった。

たしかに福田のような技術将校としてはこの上ない面白い仕事だったとは思います。腕まくりして建艦に当たった感じが伝わってくる。