幸せな最期を迎えるにはどうすればいいか。医師の和田秀樹さんは「父の肺気腫が悪化して入院して、ある日『呼吸状態がひどいので、気管内挿管をしてもいいか。そうしないと今晩中に亡くなるかもしれない』という病院からの電話があり、『お願いします』とうっかり言ってしまった。父は生きられるだけ生きたことに満足しているかもしれない。国に医療費を使わせてしまったけれど、それ以上の税金も払っていたし、そんなに悪い最期ではなかったのかもしれない。延命治療をどうするかは難しい問題だ。延命措置を望むのかどうかを判断力のあるうちに決めて、家族の間でも意思を共有しておくといい」という――。
※本稿は、和田秀樹『どうせ死ぬんだから』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。
大事なのは「長生き」ではなく、「長生きして何がしたいか?」
世の中には、医者の言うことを素直に聞いて、血圧を下げ、血糖値を下げ、食べたいものを我慢し、酒もタバコもやめている人たちがたくさんいます。
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