飲んで体調が優れなければ摂取をやめるべき
――最後のご質問です。「仕事がら不規則な食生活になるし、運動や睡眠の時間も十分とれません。健康食品により病気の予防につなげたいのですが、どうすればよいでしょうか?」
よーく気持ちはわかります。そして機能性表示食品等を活用していくことは悪いことではありません。機能性をうまく引き出せるような摂取方法、何を摂取していくのか、考えることもリテラシーの向上になりますし、信頼できる情報が掲載されているところで調べるのもいいでしょう。
紅麹サプリによる健康被害の問題を受けて、消費者庁では「機能性表示食品を巡る検討会」を立ち上げ、短時間にGMPと健康被害報告について今までより厳密なものになっていくと思われます。
利用する際には、機能性成分やその量を確認して、不安があればメーカーの問い合わせ先の記載があるので自分で聞いてみましょう。また、GMPマークがついているか、今服用している薬との飲み合わせはないか。また食品なのだから大丈夫と思わず、飲んでみて調子がすぐれないようであったらまずは摂取をやめることが鉄則でしょう。