小宮コンサルタンツ代表取締役 
小宮一慶氏

環境が厳しくなると実力のない人から淘汰されてゆきます。ホンモノしか生き残れない。そういう時期に何をすべきかといえば、まずは自分の仕事と当面の財産を確保することです。それができたら、ホンモノの実力を蓄える努力をする。

厳しい時代にはさまざまな外壁や虚飾が剥がれてくるので、物事の本質があらわになりやすい。自分自身でもこれではダメだと感じやすい時期です。ダメだと感じた人は本質に戻って、じっくり勉強したほうがいい。ダメだと思わなくても勉強する。困らないうちにしておくのが勉強の本質です。いいときも悪いときもコツコツやろうというのが日本人という民族の美徳ではないかと思います。

バブル崩壊後に『清貧の思想』(中野孝次著)が流行しましたが、今また戦後最長といわれた好景気が終焉を迎え、チャラチャラした時代は終わった。本質に戻って、自分を磨く時代に回帰したのです。