絵をよく観察し「5W1H」で書き出す

では、あなたも絵をよく見て、一文作文してみましょう。

問題
次の(1)~(5)の絵は、「ネーデルラントの諺」の中から5人の人物をえらび、それぞれを拡大したものです。
(1)の人の作文例を読んでから、(2)~(5)の人がしていることを、5W1Hで作文してみましょう。絵を見てもわからない「なんのために」は、自由に想像そうぞうして書いてください。


ピーテル・ブリューゲルの「ネーデルラントの諺」より
(1)の人の一文作文例

いつ ある日
どこで 町の広場で
だれが 赤い服をきた女の人が
なんのために(想像しよう) 男の人が寒そうだったから
どんなふうに 後ろからそっと
なにをした ブルーのマントをきせかけた。

 

ピーテル・ブリューゲルの「ネーデルラントの諺」より
(2)の人で練習してみよう!

いつ(____________)
どこで(____________)
だれが(____________)
なんのために(____________)
どんなふうに(____________)
なにをした(____________)

 

うまく書けましたか? (2)の男性は、ネーデルラントのことわざ「かべに頭をぶつける」(無理むりなことは無理)を表現しているのですが、見たままを作文すると次のようになります。

(2)の人の一文作文例:1
 ある朝、かべの前で、ナイフを持った男の人が、強くなりたいから、必死ひっしで、かべに頭を打ちつけていた。

(2)の人の一文作文例:2
ある日、家の前で、片足かたあしだけはだしの男が、たたかいいの訓練のため、ぐりぐりと、頭をかべにおしつけていた。

絵を見て感じることはみんなちがうので、「なんのために」の部分は、それぞれべつの理由になるでしょう。これが正解! という決まった答えはありませんから、見たことが正確せいかくに書けていればOKです。