グルテンがメンタルにも悪いワケ
小麦や乳製品には、依存性があるのも問題です。グルテンフリーやカゼインフリーを実行しようとしても、「パンやパスタ、牛乳やヨーグルトがどうしてもやめられない」という人がいます。これは本人の意思が弱いのではなく、グルテンやカゼインのアミノ酸配列に問題があるのです。
たんぱく質は20種類のアミノ酸がつながってできています。グルテンとカゼインの代謝産物のアミノ酸の配列を見ると、モルヒネに似た部分があります。モルヒネはアヘンに含まれる最も作用の強い物質で、麻薬性鎮痛薬です。グルテンやカゼインを摂取すると、その代謝産物は脳の関所といわれる血液脳関門を通過してしまい、脳内にあるモルヒネなどが結合するレセプター(受容体)とくっついて、中毒症状を引き起こします。「もっと食べたい」「毎日食べたい」という状態になるわけです。
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