地震や台風、集中豪雨などの災害に、どうやって備えればいいのか。ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓さんは「経済的な備えとして、火災保険と地震保険には入っておいたほうがいい。とくに、損害額が大きくなりがちな水災補償は外してはいけない」という――。
災害で壊れた街並みのジオラマ
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災害から立ち直るにはお金が必要

2024年は元日から最大震度7の能登半島地震が発生したのに続き、4月17日には愛媛、高知県で震度6弱を観測するなど、全国各地で地震が相次いでいます。自然の猛威を見せつけられ、あらためて災害への備えを意識する人が増えたのではないでしょうか。

内閣府の「防災情報のページ」では、「我が国は、その位置、地形、地質、気象などの自然的条件から、台風、豪雨、豪雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などによる災害が発生しやすい国土となっている」と注意を喚起しています。