裁判を終えてようやく過ちに気がついた父親

「私の育て方が間違っていたことがよくわかりました……」

剛の父親は裁判を終えてようやく、暴力が与える精神的屈辱により、取り返しのつかない事態を招くこともあることを理解したようだった。

「ただ、憎くて殴ったことなんて一度もありません。犯罪者になっても、かわいい息子であることは今も変わりません……」

剛の父親のような男性は、昭和の時代には珍しくなかったかもしれない。目標達成のためには暴力で追い詰めることが必要で、男ならば耐えなければならないと思い込んでおり、成功体験からその価値観を疑うことはなかったのだろう。

いかなる状況においても、暴力は正当化されてはならない。数々の事件がそれを証明しているのだ。

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