自己判断で「紅麹サプリ」を服用していた

三つ目は、購入者が健康食品(サプリ含む)の有効性や健康被害の危険性を自分で判断しなければならない点です。

医薬品の場合、自分の意思で購入できるものと、処方されないと購入できないものがあります。

健康食品(サプリ含む)は、すべて自分の意思で購入できます。必要かどうかは購入者が自分で判断することになります。

大学病院の専門医でも判断は難しい

「紅麹コレステヘルプ」の健康被害は、当該サプリメントを昨年3月頃から服用し続けた方に起きています。

大学病院で持病や常用薬が無い患者さん3名に、腎機能の低下が見られ、尿細管間質性腎炎を疑ったようです。

高度な専門性を持つ大学病院の専門医でも原因がサプリだったことを突き止めるのは簡単ではありませんでした。まして医学の知識に乏しい一般消費者に、サプリの危険性を自分で判断するのは困難と言わざるを得ません。