「たんぱく質を摂りすぎると腎臓病になる」はデマ

よく、たんぱく質の摂りすぎと、腎臓病との関連を指摘する人もいらっしゃいます。でも常識的な範囲内でプロテインを摂る分には全く問題がありません。たんぱく質が代謝されると、老廃物として尿素窒素が出ます。

腎機能が悪いとその尿素窒素が排出されずに血液中の尿素窒素の量が増えてしまうという事実がありますが、たんぱく質を摂りすぎて腎機能障害になるというのは全くのデマです。

もちろん1日に1kgほどのたんぱく質だけを摂っていたらそれは分からないですが、普通の食事をしている分には問題ありません。

食事によって病気になるというのは確かにあります。例えば脂っぽいものばかり食べていると高脂血症になるとか、カロリーをいっぱい摂りすぎると糖尿病になるというのがありますが、腎臓病と食事との関連というのはあまり指摘されていないんですね。

基本的に年を経ると小食になる方が多いから、たんぱく質を意識した食事をする。そして足りないようならプロテインを飲むということをおすすめしたいと思います。

若さを保つ秘訣は「60点でいい」というマインド

全身的な健康を守るための食事ということでの推奨としては、実は厚生労働省や農林水産省の方でも指針を出しています。厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食事バランスガイド」という資料が参考になるかと思いますので、栄養バランスが気になる方はご参考にしてみてください。

北條元治『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)
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私は常に美容を考えて100点満点の生活を心がけるよりも「60点でいい」みたいなマインドが良いのかなと思っています。

結局、がんじがらめで生きるより好きなことをしながら見直すことが健康としてもいいんです。

「がんばらなきゃ」というマインドでいると、シャンプーをしすぎたり、肌トラブルも招きがちです。

本質的には「人生を充実して生きる」ことが大事なのであって、そのための一つの要素が、年齢よりも若く見えることやきれいであることだと思います。

美容は「人生を楽しく生きる」目的を達成するための手段にすぎないと覚えていただいて損はないです。

その1つの手段を達成するために参考にしていただければ幸いです。

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