義実家で「いい夫」ぶりを発揮しては逆効果

【妻のスイッチを押す言葉1】
いつもはソファーでゴロゴロしてるだけなのに……

義父母の前ではマメに家事をする

「妻の親の前でいいところを見せたい」「娘はいい人と結婚したと思われたい」という気持ちは、よくわかります。

しかし、夫が自分の親の前で急に張り切りだすと、妻としては複雑な心境にならざるをえません。いつもはロクに動かないくせに、食事のときにマメにテーブルに食器を並べたりして、義母に「あらあら、すみません。気が利く夫を持って○○も幸せね」なんて言われたとします。

人間は、物事を自分に都合よく解釈する生き物。自分の中では「俺がいい夫っぷりを示せば、妻も鼻が高いだろう」ぐらいに思っているかもしれません。しかし、それは大きな勘違い。妻は「やれるんだったら、普段からやれよ」と日頃の不満が湧き上がるとともに、両親の前でいい顔をしている夫にズルさや姑息こそくさを覚えてしまうでしょう。

かといって、ソファーでゴロゴロしていたら、それはそれで妻の怒りを買うのは必至。お皿を持って「こ、これはどこに置きましょう」とキョロキョロするなど、適度に「取ってつけた感」を漂わせたいところです。

ソファーでごろごろする男性
写真=iStock.com/maroke
※写真はイメージです

※夫株を上げるひと言 手伝いながら「いやあ、いつもは妻に頼り切ってるんですけど、じっとしているのもと思って」と言い訳しつつ妻を立てる

【妻のスイッチを押す言葉2】
昔、妻の実家で出てきた味噌汁に驚いたという話の中で……

「普通、ミョウガは入れないよね」

自分がたまたま知らなかっただけなのに、「普通はありえない」と決めつけるのは、大胆かつ浅はか。ちなみに、ミョウガは味噌汁の具としてまあまあポピュラーです。

こういう言い方をされたら、妻としては実家や両親をバカにされたようにしか聞こえません。しかも、視野の狭さや人としての底の浅さを露呈してしまいます。

※夫株を上げるひと言 「初めてのときはビックリしたけど、ミョウガの具もおいしいよね。世界が広がったよ」