自分の実家で肩身の狭い妻にしてあげるべきこと
妻のスイッチを押す言葉3
親の世話などできょうだいとの不公平を妻に指摘された……
「俺、長男だからさ」
妻にしてみれば「それがどうした」としか言いようがない話です。自分の中で「長男の自覚」や「長男の責任感」を持つのは勝手ですが、妻にしてみれば、だから不公平を我慢しろと言われても納得できません。
これは「俺、次男だから」でも同じこと。無意味で古くさい呪縛にとらわれていると、妻に愛想を尽かされます。
※妻が望んでいること 長男とか次男とかにこだわらず、対等の立場でほかのきょうだいときちんと話し合う
【妻のスイッチを押す言葉4】
親戚の集まりでこき使われた妻が強い不満をこぼしている……
「田舎には田舎のやり方があるんだから仕方ないよ」
実家に親戚が集まって宴会。ひと段落して寝る前に、あるいは実家から帰るクルマの中で、妻が「どうして私ばっかり働かされるの! あなたは飲んでるだけなのに」「あのおじさん『嫁なのに酌もできないのか』なんて言うのよ。信じられない」などなど、次々と不満を述べています。
明らかに理不尽な扱われ方であり、妻が怒るのも無理はありません。ただ、自分の両親も含めて、親戚の人たちの旧態依然とした考えが簡単には変わらないことも、わかりすぎるほどわかっています。異を唱えるのは面倒くさいという思いも、正直なところあるでしょう。
そんな状況で、妻をなだめようとして出てきたセリフがこれ。何の慰めにも言い訳にもなっていないし、「田舎」ということで片付けようとしている夫に、妻は深い失望と激しい怒りを覚えるでしょう。
実家ではそういう感覚が「普通」だとしても、素直に染まる必要はありません。妻がないがしろに扱われたことに対しては、ちゃんとおかしいと感じるのが夫の務めです。
※妻が望んでいること まずは「申し訳なかった」と謝る。その上で「もうやらなくていいよ。父さんと母さんには俺が話しておくから」と約束する