川勝知事は「国益とは何か」を再考すべき
昨年12月の県議会答弁で、川勝知事は「2022年11月、山梨リニア実験線に2回目の試乗をしたが、その際も、(超電導技術は世界に誇る技術という)わたしの考えは間違っていなかったと再度、実感した」などと発言をした。
当時、川勝知事は、試乗したリニアが「低温超電導磁石」か「高温超電導磁石」かなど気にも留めていなかっただろう。
これまで世界で「高温超電導磁石」は実用化された例がないだけに、リニア営業線に登載されれば、大注目を集めるはずだ。
今後増え続けるインバウンド(訪日外国人)も、革新的な超電導技術に高い関心を寄せるだろう。
昨年、リニアは「低温超電導」から「脱」して、「高温超電導」による実用化にメドをようやくつけた。ことしは「高温超電導」の営業化に向けて「翔」の年にしたいのだ。
川勝知事は、「高温超電導」リニアに試乗して、本当の「世界に誇る超電導技術」を実感したほうがいい。
それで、「国益とは何か」を政治家としてもう一度、考えるべきである。