大きな目標を達成するためには何が必要なのか。タイムコーディネーターの吉武麻子さんは「まずは目標を分解することが重要だ。そうすれば何からやるべきか、明確になる」という――。
※本稿は、吉武麻子『目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術』(かんき出版)の一部を再編集したものです。
目標を分解してスモールサイズにすると動きやすくなる
企業の事業計画や経営計画などは、企業存続のために、長期スパンでやるべきことを見ていく必要があります。そのため、5カ年、3カ年といった中長期単位で計画を立てていくのが基本です。
しかし、長期目標を立てても、いざ行動してみたら目標を変える必要が出てくることが多々あります。逆に、短期目標で計画を立てていくと、今やることが明確になるので、実際に行動に移しやすくなります。
いくら立派な目標を立てても「今すぐ」に行動の一歩が出なければ意味がありません。自分が行動しやすくなるように、目標もスモールサイズで見ていきましょう。
企業の場合でも、中長期目標から棚卸しをして、四半期ごとに目標を設定したり、四半期評価を取り入れたりします。
四半期ごとの振り返りで、業績アップや社員のモチベーションアップ、部署内での目標共有でチームパフォーマンスを上げるなど、さまざま効果が見込まれます。
なお、企業の場合、四半期ごとの目標は短期目標に当たりますが、個人においては中期目標に当たります。