個人においても四半期ごとの中間目標が有効

個人でよく立てるのは、1日~1週間程度の短期目標と、1年~3年程度の長期目標ではないでしょうか? このどちらか、もしくは両方を立てている人は多いと思います。

ところが、この短期目標と長期目標だけでは、せっかく立てた目標も効果を出しきれずに計画倒れしてしまう可能性が高くなります。短期目標を立てて、目の前のことをこなすことだけに一生懸命になってしまったり、長期目標を立てて、未来のために今、何をするかがわからないまま時間が過ぎてしまったりという、もったいない事態が起こるのです。

また、短期と長期の両方の目標を立てていても、期間に距離がありすぎて、地に足ついた行動計画にできていないケースがほとんどです。

そのために、個人においても四半期ごと、つまりは3カ月の中間目標を立てることを私は強く勧めています。

まずは1年を半分に割って目標を立ててみる

「分解が難しい」と感じている人もいるでしょう。そんな方に、タイプ別の目標設定法をお伝えします。

(1)1年→6カ月→3カ月の2段階分解法

1年から3カ月目標にいきなり分解することが難しい場合や、1年目標がそもそも想像できない場合は、6カ月目標の視点を入れてみてください。

1年よりは6カ月のほうが、ある程度具体的な目標を立てやすくなるはずです。

そもそも目標を分解する理由は、「ビジョン―長期目標―中期目標―短期目標―今日やること」、これが一貫性を持っているかを確認するためです。

そして、分解したそれぞれのゴールが、期間とマッチしているかを確認するためです。

必ず1年目標でなければいけないということでも、6カ月目標でなければいけないということでもありません。今あげた2点ができているかを確認するためにも、必要であれば「6カ月目標」という視点も入れて考えてみましょう。