日本人への信頼+英語力で稼げる
日本のイメージは決して悪くないのだ。英語でいいイメージを作ることができれば、さらに印象は高まる。それこそ日本人ならではのまじめさや丁寧さ、ホスピタリティに英語力が加われば、世界のどこにも負けない力にできる可能性だってある。
現地でIT企業を起業した、Sazae代表の溝尻歩さんもこんなことを言っていた。
「几帳面で丁寧、言ったことはちゃんとやるんです。だから、雇用主からすれば、やっぱり圧倒的に雇い甲斐がある。足りないのは、コミュニケーション力なんです」
自信を持って話したり、楽しそうに話したり、堂々と話したり。それができないだけで、仕事ができない人だと思われてしまいかねないのだという。
「人と関係を作れる英語力というか、社交性というか。英語でジョークを入れてユーモラスに話せるだけで、仕事ができそうに見えるんですよ。こういう日本人はあまりいないんです」
逆に、英語が流暢にできるようになれば、希少な評価が得られる人材になれるということだ。そして、世界のどこでも働ける。そうなれば、収入だって跳ね上がる。日本で給料が上がらないことに、嘆くような必要はもうなくなるのである。